国史跡 菖蒲池古墳

国史跡 菖蒲池古墳は、奈良県橿原市菖蒲町にある。
甘樫丘から西に延びる丘陵の南斜面に築かれた7世紀代の方墳である。
菖蒲池古墳は、国内で最も優美な2基の家形石棺が納められている古墳として古くから有名で、昭和2年(1927)には、石室部分が国史跡に指定された。
その後、平成21年(2009)度から4年にわたり、橿原市が発掘調査を実施し、平成27年(2015)には墳丘とその周辺の範囲が追加指定された。
菖蒲池古墳の被葬者については、具体的な人名も挙げられている。
特に近年は、菖蒲池古墳の東方で小山田遺跡(小山田古墳)が発見されたことから、
蘇我蝦夷、入鹿親子が葬られた今来の双墓(大陵・小陵)の小陵を菖蒲池古墳に充てる説や、その両者を菖蒲池古墳に葬ったと捉える説、蘇我倉山田石川麻呂が葬られたとする説などがある。
奈良県歴史資源データベース 菖蒲池古墳現地説明会資料 参照)



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