僧浄厳の墓

僧浄厳の墓は、大阪府河内長野市にある。
現地の案内板には、次のように記されている。

  市指定文化財 僧浄厳の墓
   文化財の種類 記念物 史跡
   番号 史二
   指定年月日 昭和四十五年十一月二十六日
 浄厳は、延命寺を建立した江戸時代を代表する高僧です。
 寛永十六年(一六三九)に河内国錦部郡鬼住村(現在の河内長野市神ケ丘)で生まれ、その後、高野山で修行しました。
 梵字の研究を行ったり、それまで細かく分かれていた真言宗の儀礼を統一しようとして努力しました。
 将軍や大名をはじめ、民衆からも広く尊敬され、第五代将軍徳川綱吉にも仏教の講義を行いました。
 元禄一五年(一七〇二)に亡くなり、東京都台東区の妙極院にも墓があります。
 墓は無縫塔と呼ばれ、石で造った塔であり、多角形の台座に卵形の塔身をのせています。塔身の形から卵塔ともいわれています。
 塔身の頂部は宝珠形をしていますが、このような形の無縫塔は、江戸時代中期から多くなるようです。



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