正倉院

正倉院は、奈良市雑司町にある大規模な高床式倉庫で、奈良時代以来宝物を収蔵してきた宝庫である。
建築時期については、直接記録した資料がないため、明確ではないが、遅くとも759年3月までに建築された。
檜造り、単層で寄棟本瓦葺きで、間口33m、奥行9.4m、床下2.7m、総高14メートルで、内部は北、中、南の三庫に分かれている。
建物は1997年に国宝に指定され、1998年に「古都奈良の文化財」として世界遺産(文化遺産)に登録されている。
収蔵されていたのは、光明皇后によって東大寺に奉納された聖武天皇遺愛品を中心とした正倉院御物1万点余りで、
毎年秋に奈良国立博物館で開催される正倉院展で、一部が公開される。
近鉄奈良駅から奈良交通バス「今小路」下車、徒歩10分。(Y.N)



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