松明屋(たいまつや)は、大阪府河内長野市天見にある。
建物南側の道標石には、次のように刻されている。
(東面)弘法大師 おたいまつの木
(北面)施主 大阪 北い組
(南面)施主 大阪 北い組
(西面)明治廿八年五月建立 発起人 池島久兵衛 講元 中野政吉
同施人世話方一統
建物正面の額には、「松明屋」と記されている。
弘法大師空海が松明(たいまつ)を照らして高野山へと向かう道中、この家で休憩、朝食のもてなしを受け、お礼にチマキの製法を教えた。
別れに松明の燃え残りを軒端の地上に突き立て出立し、その後その松明が芽を出して、大木になったといわれている。
その後、松明屋では、粽を作るようになり、病に苦しむ人々がこれを食すると病が治り、高野参詣の人々も「万病の妙薬」としてお土産にしたという。
笹の葉にくるまれた粽は、小指くらいの大きさで、乾燥しているので保存が可能で、お湯に浸して食べたといわれている。
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