滝畑の磨崖仏 

滝畑の磨崖仏は、大阪府河内長野市の滝畑ダム北側にある。
向かって右に聖観音菩薩像、左に地蔵菩薩像が彫られている。
滝畑の地域は、高野山へと通じる道があったが、道幅が狭く崖近くを通らなければならなかった。
そのため、旅人たちが、足を滑らせたりして、亡くなる人もあったという。
その話を聞いた特定長野郵便局の夏目庄吉初代局長が、旅の無事を祈願するため「磨崖仏」彫ろうと決意したという。
そして滝畑地区の人々の協力を得て、6年余りの歳月をかけて、昭和6年(1931年)に完成させた。
その後、昭和57年(1981年)には滝畑ダムが完成した。ダム上通路に磨崖仏の説明文があり、通路から磨崖仏を見ることが出来る。
大阪府河南町の観念寺 宮本住職が、紙芝居「滝畑に磨崖仏あり」を制作した。
イベントの際には、篠笛の音楽を聴きながら、かわちながの観光ボランティア倶楽部が上演する紙芝居を観賞できる。
南海高野線及び近鉄長野線河内長野駅から南海バスで「滝畑ダムサイト」下車徒歩5分。ダムサイトの無料駐車場(9:00-16:00)を利用できる。



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