丹波出石 小出家供養塔

丹波出石 小出家供養塔は、和歌山県高野山奥の院28町石北にある。
参道から約5m東に入った区画に大型五輪塔2基が建てられている。
「高野山奥の院の墓碑を訪ねて」(案内図)には、丹波園部小出家供養塔と書かれている。
参道から見て向かって右側(一の橋側)の五輪塔は、出石藩主 小出吉政供養塔である。
五輪塔地輪には、次のように刻されている。
爲小出前播州守太守藤原朝臣吉正
雲龍院殿乹(「乾」の俗字)堂元公大禪定門
      成等正覺也
(梵字)
      乃至法界同利益
大施主小出播磨守后室建海
慶長十八年二月廿九日奉行岡(異体字)田八郎右衛門

参道から向かって左側(御廟側)の五輪塔は、小出吉政夫人供養塔である。(長春院)
小出吉政(1565-1613)は、小出秀政の長子で、母は豊臣秀吉の生母大政所の妹 栄松院である。
早くから豊臣秀吉に仕え、文禄3年(1594)播磨国龍野城主となり、文禄4年(1595)但馬国出石城主(5万3千2百石)となって、和泉国と合わせて六万石を領した。
慶長9年(1604)岸和田城に移り三万石を領した。
慶長18年に49歳で亡くなり、高野山庫蔵院に葬られた。



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