鳥羽の大石は、京都市伏見区下鳥羽三町の鴨川東岸河川敷にある。
この三基の石は、河原を公園化する際、龍門堰下流百メートル付近の鴨川の水中から引きあげられた。
江戸時代、当地付近に「鳥羽の港」があり、京へ人や物資を運ぶ交通の要衝として栄えたといわれている。
この大石は、瀬戸内の石切り場から船で鳥羽の港へ運ばれて陸路目的地に運ぶ途中に川底に沈んだと考えられる。
寛文2年(1662)京都で大地震が発生し、二条城の建物や石垣の修理を行ったとの記録が残っている。
二条城の石を調査したところ、城門の飾り石の石質、寸法、くさび跡、「矢穴痕」などが、鳥羽の大石と大変よく似ていることが判明した。
その当時の残石という説が有力である。
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