天王山 東福寺

天王山 東福寺は、大阪市住吉区にある真言宗の寺院である。
当地の説明板には、次のように記されている。

  天王山東福寺の由来
 当寺は弘法大師の開創にして 南北朝時代の忠義の武将、楠木正成の千早城における念持仏の毘沙門天王を御本尊とする古刹である。
 楠木正成は当寺御本尊に祈願して息子 楠木正行を授かり 毘沙門天王を千早城から当寺にお移しした後も 正行は住吉・天王寺の合戦や かの四条畷の合戦に趣く際 当寺御本尊毘沙門天王に戦勝の祈願を行い 出陣したと伝えられる。
創建時は 現在地から約百米程西の熊野街道に面した所にあったが 文化年間に住吉村の会所にする為 現在地に移転した。
現在の本堂は正徳二年(一七一二)峻昌龍喜大和尚の再興によるものである。
 当時は境内に書院、土蔵等有していたが 現在は庫裡、墓地等になっている。

  当寺の仏像
一、本尊秘仏毘沙門天王
 南北朝時代 楠木正成公の千早城における念持仏である。
 右に三股戟、左に宝塔を持つ鞍馬型の尊像であり、秘仏のため正月三日間に限っての御開帳である。
一、四天王
 室町期の作と推定される。仏教世界の四方を守護する護法神である。
須弥壇の上部、天井の四隅に向かい合わせとなって祀られている例は全国にも類を見ず 美術的にも高い評価を受け 文化財としても貴重なものである
一、毘沙門天王壁画
 江戸中期の作。宝棒と宝塔を持ち 脚下に三夜又鬼を随える形像で描かれている
一、不動明王 愛染明王 薬師如来
 観音菩薩 弘法大師 聖徳太子 等



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