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津守廃寺(津守寺跡)は、大阪市住吉区にある。
墨江小学校敷地内に津守廃寺と書かれた石柱が建てられており、当地の案内板には、次のように記されている。(一部加筆修正)
津守廃寺
一九四〇(昭和一五)年に、このあたりの道路工事や区画整理工事に伴って、白鳳時代(七世紀後半)の瓦や土器などの遺物が発見されました。
このことから、近辺に古代のお寺があったのではないかと考えられ、住吉大社や住吉の津とかかわりが深い古代氏族の津守氏から、津守廃寺と命名されました。
津守廃寺の後身と思われる津守寺というお寺が、一八六八(明治元)年まで現在の墨江小学校のところにありました。
津守寺は九〇一(延喜元)年に創建されたと伝えられ、薬師如来をまつっていました。
住吉大社とつながりがあったことがわかっています。
(本尊の薬師如来像は、住吉浦より出現または因幡国の海中から出現した霊像といわれ、それゆえ因幡薬師とも称した。)
また、この津守寺に参拝した人に配られたお札を印刷した版木が残っています。
そこには本堂にまつられていた薬師如来が描かれ、当時の様子を今に伝えています。
大阪市教育委員会

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