うたたね橋跡は、奈良県吉野町の「夢のわだ」から30m南にある。
石碑には、次のように刻されている。
うたたねのはし
義経がうたたねの橋と親しまれし この橋の名を古への書に尋ぬるに 遠く平安の昔 恵慶法師の家集に
はしの名を なほうたたねときく人の
きくはゆめちか
うつつなからに
とあり 清少納言も 枕草子に
はしは、あさんつのはし
なからのはし とつつけて
うたたねのはしの名を記したり。
一名を外象(とげさ)橋といふ
この橋 昭和二十六年の頃まで 檜皮葺の屋形橋として存せしを
その朽ち果てしを惜しみて 茲に記念の碑を建つ
昭和五十七年八月
吉野秋津野俳句会 建立
(東面)
吉野秋津野俳句会創立十周年記念
吉野町協賛
吉野町の案内板によると、桜木神社の前の象の小川に架かる「こぬれ橋」と同じような橋が、昭和36年頃まで象の小川が「夢のわだ」に注ぐ少し上の所に架けられていた。
「文治の春、源義経の吉野落の時 疲労のためこの橋の上でうたた寝をした。」という故事からこの名がつけられたと伝えられている。
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