円座石(わろうだいし)は、和歌山県新宮市の熊野古道中辺路大雲取越にある。
石に刻まれた梵字は、右が阿弥陀仏(本宮)、中央が薬師仏(新宮)、左が観音仏(那智)を表し、熊野三山の本地仏の表現であるが、製作の年代や背景はよくわからないという。
円座石の「円座(わろうだ)」とは、わらやいぐさを丸く編んだ敷物のことで、巨石上面の模様が円座に似ていることが名前の由来といわれる。
熊野三山の大神の「御茶屋所」(紀伊続風土記」)とされたため、三山の神々がここに座って談笑したとの伝えも残っている。
JR紀勢本線新宮駅からバスで小口下車、徒歩30分。
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