安居神社は、大阪市天王寺区にある神社である。
祭神は、少彦名神(すくなひこなのかみ)と菅原道真公である。
少彦名神を奉祀したのは、古文書が散逸したため詳らかでないが、非常に古い時代であると伝えられている。
この神は、医薬禁厭(医術・薬方・まじない)智慧の祖神として知られている。
菅原道真公は、大宰府に左遷される途上、海上の浪荒く暫くこの地に立ち寄って憩われた所以で、天慶5年(942年)此処に神霊を祀ったといわれている。
また、大丸の業祖 下村彦右衛門は当神社を厚く信仰したため、大丸天神と称される。
大阪夏の陣において、真田幸村が徳川家康の直前まで迫るも取り逃がし、この地で力尽きて戦死したと伝えられ、体を休める真田幸村像と戦死跡の石碑が建てられている。
4月25日には、例祭が行われ、5月には幸村祭が行われる。
大阪市営地下鉄四天王寺夕陽丘前下車、徒歩6分。