橋本市初代市長 吉田六右衛門翁 銅像は、和歌山県橋本市杉村公園にある。
吉田六右衛門 (1981-1972)は、橋本市の初代市長で、橋本市名誉市民となっている。
当地の銅像は、1993年に制作されたもので、杉村公園の郷土資料館(休館中)前に設置されている。
吉田六右衛門は、 1891(明治 24)年 旧・紀見村細川下に生まれた。1914(大正3)年、23 歳で紀見村収入役に 就任、同村助役を経て
1927(昭和2)年から 1939(昭和 14)年まで紀見村長をつとめた。
村道新 設、文教施設の整備、託児所の開設などの業績を残した。そして、県会議員を2期つとめたあと、 県地方事務所制度が創設された 1942(昭和
17)年、那賀地方事務所長に就任。
終戦を境に、伊都事務 所長を歴任、戦後の民主化時代の県政に貢献した。
1955(昭和 30)年に発足したばかりの橋本市 の初代市長に選ばれた。1町5村の合併後の困難な行政課題を豊富な行政経験と識見をもって解決 した。
とりわけ、財政再建問題、各種都市基盤の整備、災害対策の強化、公民館設置や学校 統廃合など文教施設の再編整備、新庁舎の建設などに尽力し、橋本市の発展の基礎を固めた。
1959(昭和 34)年、市長退任後は社会福祉法人・紀の川寮理事長、県遺族連合会副会長、市遺族連 合会会長、市および県老人クラブ連合会会長を長くつとめていた。
社会福祉の充実にも大きな功績を残 し、1972(昭和 47)年に 82 歳でなくなった。
1957(昭和 32)年 藍綬褒章 (自治功労で) 1965(昭和 40)年 勲五等瑞宝章 (自治功労で) 1972(昭和 47)年 正六位勲五等双光旭日章
(社会福祉功労で)をそれぞれ受賞している。
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