湯木美術館は、大阪市中央区平野町にある美術館である。
日本料理店「吉兆」創業者、湯木貞一が収集した茶道具、懐石の器、古美術品などの収蔵、展示を行っている。
1987年に開館した。
湯木貞一は、料理と茶の湯を人生の両輪とし、日本料理を総合芸術の域にまで高め、茶の湯道具の収集にも努めた。
1988年には文化功労章を受賞している。
収蔵品には、重要文化財11点、重要美術品3点も含まれ、主に奈良時代から江戸時代に作られたものである。
茶室の趣で作られた展示室は、聚楽壁で仕上げた和風造りで、ゆったりと鑑賞できる。
大阪市営地下鉄淀屋橋駅下車、徒歩5分。(Y.N)