夢のわだは、奈良県吉野町にある。
吉野川に架かる柴橋のすぐ下流で象の小川が吉野川に注ぐところを「夢の和田、夢が淵、或は観浄、夢が淵。」と呼んでいる。
万葉注釈には「和田は水の淀める淵なり」とあり、多くの万葉人がこの淵を歌に詠んでいる。
わが行(ゆき)は 久にはあらじ 夢(いぬ)のわだ
瀬にはならずて 淵にあらなも
大伴 旅人 (巻3ー335)
(大意)
私の太宰府への旅はもうそんなに長くないだろう。
懐かしい夢のわだは瀬にならず、淵のままであってくれ
大伴旅人は、天平2年(730)に大宰府から帰京し、翌年7月に67歳で亡くなっている。
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