造幣局

造幣局は、貨幣の鋳造を主な業務とする独立行政法人で、大阪市北区天満1丁目に本局がある。
1869年に明治政府によって設立され、翌々年から貨幣の鋳造を始めた。
現在では、貨幣を中心に勲章・褒章および金属工芸品の製造、貴金属製品の品位証明、貨幣セットの販売などの事業を行っている。
事前に申し込めば、貨幣工場を見学することが出来る。
また、正門東側の製品販売所(mint shop)では、貨幣セットなどを購入できる。
JR東西線大阪天満宮駅下車、徒歩15分。(Y.N)

造幣局桜の通り抜け

造幣局桜の通り抜けは、例年4月中旬に実施されている。
2015年は4月9日から15日まで実施された。
造幣局所在地は、昔から景勝の地として名高く、春は桜、夏は涼み船などでにぎわいを見せ、対岸は桜ノ宮と呼ばれていた。
造幣局の桜は、明治の初めに藤堂藩の蔵屋敷(泉布観の北側)から移植され、他では見られない珍しい里桜が集められていた。
1883年に当時の造幣局長遠藤謹助の「局員だけの花見ではもったいない。大阪市民と共に楽しもうではないか」との発案で、
満開時の数日間構内川岸約560mを開放して、一方通行による通り抜けが始まった。
桜の通り抜けは、戦時中一時中止になったこともあるが、1947年に再開され、1951年から夜桜も始まり、現在では大阪の年中行事の一つとなっている。
1964年には、本田渓花坊の「大阪に花の里あり通り抜け」の句碑「花の里塚」が建立された。
関山、松月などの八重桜を中心に約130種350本の桜並木を見ることが出来る。
大阪市営地下鉄、京阪電車の天満橋駅下車、徒歩15分。(Y.N)



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