豊後府内藩 日根野家供養塔

豊後府内藩 日根野家供養塔は、和歌山県高野山奥の院27町石北東にある。
稲葉正成供養塔から更に北に一段登った新墓地の北端に位置している。
主な石塔は次のとおりである。

 写真番号  供養者名  没年  法名  備考
 ① 信濃諏訪藩 初代藩主
日根野 高吉(たかよし)
慶長5年
(1600)
鐡叟玄心
大居士
 
 ② 豊後府内藩 初代藩主
日根野 吉明(よしあきら)
明暦2年
(1656)
渓松院殿前
織染月峰
淨覺大居士
五輪塔は倒壊し、
地輪が現存。 

日根野氏は、日根郡日根荘(現・大阪府泉佐野市)の荘官であったことから日根野氏を称したといわれる。
日根野高吉(1539-1600)は、織豊時代の武将で、豊臣秀吉に仕え、天正18年(1590)小田原攻めの功により信濃諏訪郡2万7千石を与えられ、慶長3年諏訪湖畔に高島城を築き、城下町をつくった。
慶長5年の関ヶ原の戦いでは東軍に属していたが、本戦直前6月26日に病死した。家督は嫡男の吉明が継いだ。
日根野吉明(1587-1656)は、慶長5年父の急死で信濃高島城主となった。慶長7年下野壬生藩主(1万9百石)を経て、寛永11年豊後府内藩主(2万石)となった。
明暦2年70歳で死去し、継嗣が無く死後領地は没収された。



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