筑前黒田家供養塔(龍雲院他)は、和歌山県高野山奥の院31町石南西にある。
大津籠城戦死者供養塔の北西方向で、参道から約30m東側に入ったところにある。
西向きに石塔5基が並んでおり、北側から各石塔には次のように刻されている。
龍雲院殿前筑刕太守
(梵字ア)拾遺補闕徳巖道俊
大禅定門
(右)天明二年壬寅十月廿四日捐館
(左)孝子筑前太守長高建之
眞常院殿
(梵字ア) 大童子
玉峯宗琇
(右)安永六丁酉年
(左)九月二十五日
寶歴十二年壬午
瑛光院殿四品前匠大尹
(梵字ア)
瑞嶽紹鳳大居士
七月十四日
(梵字ア)龍湫院殿瑞林道祥大居士
(右)享保五庚子歳二月二十三日捐館
(左)俗名 黒田伊勢守長清
眞如院殿
(梵字ア) 大姉
月峰妙輝
(右)明和八年辛卯歳
(左)八月十日
龍雲院は、筑前福岡藩八代藩主 黒田治高(1754-1782)である。
眞常院は、筑前福岡藩七代藩主 黒田治之の子 黒田隼三郎(1772-1777)である。
瑛光院は、筑前福岡藩六代藩主 黒田継高の長男 黒田重政(1737-1762)である。次期藩主として期待されたが、26歳で父に先立ち死去した。
龍湫院は、筑前国直方藩主 黒田長清(1667-1720)である。
眞如院は、黒田重政の娘 屋世姫(1761-1771)である。
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