稲葉神社

稲葉神社は、京都市伏見区淀城跡にある。
現地の案内石碑には、次のように刻されている。

      稲葉神社
御祭神は淀稲葉家の初代正成公をお祀りし、歴代藩主の遺徳を偲ぶため、
所縁の人達によって明治十七年(一八八四)に創建された。
正成公は元亀二年(一五七一)美濃国本巣部十七条の城主林家に生まれ、長じて稲葉重通の女婿となる。
その後、明智光秀の重臣斎藤利三の娘 福(のちの春日局)と再婚し、ともに淀稲葉家の礎を築いた。
五代正知が享保八年(一七二三)下総佐倉より淀へ転封となり、以後、十二代にわたり淀の地を治めた。
慶応四年(一八六八)の鳥羽伏見の戦いでは淀も主戦場となり十六代正邦は老中として江戸で難局に対処する一方、
家臣達は藩主不在の中難しい選択を迫られ結果、旧幕府軍・新政府軍のいずれにも与しない中立の立場を貫いた。
ここに先人たちへの思いを込めてこの碑を刻む。
    令和三年六月六日
       稲葉家十九代 稲葉正輝



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