蛇柳供養塔

蛇柳供養塔は、和歌山県高野山の奥の院にある。
総本山金剛峯寺の蛇柳の説明文が、下記の通り現地に掲げられている。

蛇柳の由来
昔 此所に大蛇が居り 人に災いをなしていた
弘法大師が高野山を開くにあたり 大蛇を真言密教の修法を以って封じ込め
その後 柳を植え此所を「蛇柳」と称した
又 大師は大蛇を大瀧に追いやったが 竹箒に怨念が残り 
高野山では それ以降 掃除の折りに竹箒を使わなくなったとの逸話が残っている。

紀伊続風土記には、「古柳蟠低して異風奇態あり」と記されている。
また、近世末まで高野山は独自の司法権を持っており、蛇柳は昔の刑場の跡であった。
最も重い「永追放(ながのついほう)」を宣告された者が石籠詰(石子詰)めの極刑に処せられた。
戸谷新右衛門は、此の地で石籠詰めの刑に処せられたといわれ、万延元年(1860)御影堂の宝蔵から、千両を盗んだ新兵衛というものが石籠詰めになったのが最後の記録と言われる。
南海高野線高野山駅からバスで玉川通下車、徒歩5分。高野町商工会館前から奥の院に入ることができる。




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