情緒の道 記念碑

情緒の道 記念碑は、和歌山県橋本市と大阪府河内長野市にある。

文化勲章を受章した数学者岡潔博士(1901-1978)は、大阪府と和歌山県の府県境の紀見峠の出身である。
岡博士の散策した道を「情緒の道」と名付け、平成28年(2016)に博士の筆跡を写し取った木の標柱が2か所建てられた。→ 紀見峠
その後、岡潔博士没後40周年を記念して、平成30年(2018)地元のロータリー倶楽部により、下記写真の2基の石碑が建立されている。

岡潔博士は、「春宵十話」のはしがきで、次のように記している。
 人の中心は情緒である。情緒には民族の違いによっていろいろな色調のものがある。
たとえば春の野にさまざまな色どりの草花があるようなものである。
 私は数学の研究をつとめとしている者であって、(中略)数学とはどういうものかというと、自らの情緒を外に表現することによって作り出す学問芸術の一つであって、
知性の文字板に、欧米人が数学と呼んでいる形式に表現するものである。



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