清盛塚 琵琶塚

清盛塚、琵琶塚は、神戸市兵庫区にある。
清盛塚と呼ばれているのは、石造十三重塔で、昭和35年(1959)に兵庫県の文化財に指定されている。
当初は、現在地より南西11mにあり、平清盛の墳墓とも言われていたが、大正時代の道路拡張に伴う移設の際の調査で、墳墓でないことが確認され、現在地に移設された。
石塔は、高さ8.5mで、基礎部分台石東面の両脇に「弘安九」「二月日」の銘がある。
弘安9年(1286)に、鎌倉幕府9代執権 北条貞時(1271-1311)が建立したといわれる。
昭和47年(1972)、神戸出身の彫刻家 柳原義達作の平清盛像が、石塔西隣に建立された。
移転前の清盛塚と小道を挟んで北西に平面形が琵琶の形をした塚があり、琵琶塚と呼ばれ、江戸時代から琵琶の名手 平経正(つねまさ)の墓と信じられていた。
平経正は、清盛の弟 経盛の長男で敦盛の兄にあたる。
能の曲目 「経正(経政)」では、経正の亡霊が仁和寺の法親王から下賜された琵琶の名器 青山(せいざん)を演奏する場面がある。
明治35年(1902)有志により琵琶塚の碑が建てられていたが、大正時代の道路拡張の際に清盛塚とともに現在地に移設された。
神戸市営地下鉄海岸線中央市場前駅下車徒歩10分。 → 能福寺 平相国廟



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