無量山 光永寺 人頭石

無量山 光永寺 人頭石は、奈良県高取町にある。
無量山 光永寺は、浄土真宗本願寺派の寺院である。
土佐街道から山門に至る参道左側の庭園内に、人頭石がある。
高さ103cm、幅80cm、厚さ110cmの石造物である。
角張った顔と縦長の耳、大きな目と鷲鼻をした人物の横顔で、頭部にはのちに手水鉢として使われた穴が穿たれている。
通称飛鳥石と呼ばれる閃緑岩(花崗岩)製で、欽明天皇陵付近から江戸時代に4体の猿石とともに出土し、光永寺に搬入されたと伝えられている。
斉明天皇の時代(在位655-661)にもてなしの場の装飾として造られたとされ、飛鳥の宮殿を訪れたペルシャ人の顔ともいわれている。
近鉄吉野線壺阪山駅下車、徒歩5分。土佐街道東側に参拝者用駐車場がある。



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