向原寺

太子山 向原寺(こうげんじ)は、奈良県明日香村豊浦にある浄土真宗本願寺派の寺院である。
欽明天皇13年(552)百済の聖明王が献じた仏像、経典を安置したわが国最古の寺があった場所といわれる。

当地は推古天皇の豊浦宮(とゆらのみや)(592~603)であったが、推古天皇が小墾田宮(おはりたみや)に遷る際に豊浦宮の敷地を桜井寺(さくらいでら)に寄進した。
桜井寺は、もと蘇我稲目の邸宅である向原(むくはら)の家を寺としたもので、百済から贈られた仏像を安置した。その後、司馬達等(しばたつと)の娘 善信尼が住んで尼寺となり、推古天皇の寄進の際に、豊浦寺にかわったとされる。
昭和32年(1957)以来の発掘調査によって、塔、、金堂、講堂が南北に並ぶ四天王寺式伽藍と判明した。現向原寺境内では、630年代建立の講堂跡と、鎌倉時代の仏堂跡が発見されている。

近鉄南大阪線橿原神宮前駅からバスで豊浦下車、徒歩3分。



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