金剛三昧院は、和歌山県高野山にある真言宗別格本山である。
建暦元年(1211年)に尼将軍北条政子が夫源頼朝と息子実朝の菩提を弔うために建立した。
本尊の愛染明王は恋愛成就の仏様として知られている。
国宝の多宝塔(世界遺産登録)は、1223年建立で、現存するもの中では石山寺多宝塔に次いで古く、高野山で現存する最も古い建立物である。
内部には運慶作の重要文化財の五智如来像が安置されている。
天然記念物として指定されている樹齢400年の大石楠花があり、5月上旬から20日頃まで見頃となる。
南海電車高野線極楽橋駅で下車し、ケーブルの高野山駅からバス奥の院行きで小田原通下車、徒歩約5分。山門前と東側に参拝者用駐車場がある。→ 豊長みのる句碑