九度山萱野家句碑は、和歌山県高野山奥の院31町石南西の段丘にある。
芭蕉句碑の山側奥に位置しており、越後村上 堀家供養塔、下野壬生 三浦家供養塔の前を御廟側に約30m右手に進んだところにある。
五輪塔の地輪には、次のように刻されている。(山内潤三氏「高野山詩歌句碑攷」参照) → 高野山の句碑
(南東面)
明治四十年八月廿日寂
藥王院良景徳翁居士
香德院員操妙正大姉
昭和十六年八月九日
俗名 菅野イチノ 行年八十三才
(北東面)
本郡名倉村産
俗名 萱野良景
行年 七十一歳
(北西面)
寂寞の
中に聲あり
呼子鳥
耕雨
(南西面)
九度山村産
俗名 萱野正
行年 八十五才
霊宝館だより第82号の「明治期の高野山と女性 萱野イチノという人」によると、
萱野イチノ(1859-1941)は、女人禁制下の高野山で初めて「居住」した女性として知られている。
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