熊野本宮大社

熊野本宮大社は、和歌山県田辺市本宮町にある神社である。
熊野本宮大社は、かつては熊野坐神社と呼ばれ、速玉大社那智大社とともに熊野三山を構成し、全国熊野神社の総本宮の位置を占める。
明治の大洪水までは、熊野川の中州大斎原にあった。
主祭神の家津御子大神は、大斎原のイチイの木に降臨したと伝わり、木の神とあがめられている。
JR紀勢本線新宮駅からバスで1時間20分、本宮大社前下車。



熊野本宮大社 例大祭

例年4月13日に例祭の始まりの神事として、湯登神事が行われる。
神の依代である稚児が、湯の峰温泉で身を清め大日越えを歩くもので、和歌山県の無形文化財に指定されている。
4月15日には本殿祭と渡御祭が行われる。
渡御祭は、御祭神の御霊を遷した神輿を中心に、行列を組んで御旅所を巡る祭典で、旧社地では、巫女舞、御田植神事、餅投げ、護摩焚き等の神事が行われる。
令和元年には、「御田祭」も無形民俗文化財に指定され、湯登神事と併せて「熊野本宮の湯登神事、御田祭」が無形民俗文化財となった。
御田祭は、その年の豊作と子どもの成長を祈る地域最大の祭礼である。
旧社地に神田に見立てた約3m四方の空間を設け、農具や苗を持った男児と花笠を被った女児が3周する「御田植神事」などが行われる。



珍重庵 熊野もうで餅

茶房珍重庵本宮店は、熊野本宮大社鳥居北側にある食事休憩処である。
熊野もうで餅は、お餅でこしあんを包み玄米粉をかけた和菓子で、抹茶付きで出されている。
包装紙は、朱い色地に八咫烏がデザインされている。
もうでそばは、梅、大根の千切り、ゆずの入ったあっさり味のあたたかいそばである。




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