黒田杏子句碑

黒田杏子句碑は、和歌山県高野山無量光院にある。
石碑には次のように刻されている。
(句碑)
涅槃図をあふるる月のひかりかな 杏子
(台石)
藍生俳句会

黒田杏子(ももこ)(1938-2023)は、俳人・エッセイストで、昭和13年医師の父斎藤光と俳人の母節の間に生まれた。
東京女子大に入学し、母の勧めにより俳句研究会「白塔社」で山口青邨の指導を受けた。
心理学科を卒業し博報堂に入社した。テレビ、ラジオ局プランナー、雑誌「広告」編集長などを経て、調査役として定年まで勤務した。
昭和45年(1970)山口青邨の「夏草」に再入門した。
青邨の卓越した選句力と「夏草」の古館曹人を盟主とする「木曜会」で句会や吟行を重ね、「季語の現場へ」身を運び、桜の名木を訪ねる「日本列島桜花巡礼」を57歳で満行している。
師の青邨没後、平成2年(1990)俳誌「藍生(あおい)」を創刊、主宰した。
当地の句碑は、平成19年(2007)6月に建立された。



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