加賀藩祖 前田利家公夫人 まつ（芳春院）の墓は、石川県金沢市野田山墓地内の加賀藩主前田家墓所にある。
加賀藩祖 前田利家公夫人 まつ（芳春院）は、天文１６年（１５４７）尾張国海東郡沖の島に生まれた。
天文１９年利家公の邸に入り、後に正室となっている。当時利家公は尾張国荒子城主であった。
利家公が戦国時代を生き抜いて百万石の大名に出世したが、その夫人としての芳春院の内助の功は高く評価されている。
関が原の合戦の後（利家公の没した翌年）、徳川方と加賀藩との融和のために進んで人質となり、慶長１９年（１６１４）までの１５年の間、江戸で過ごした。
元和３年（１６１７）金沢で没した。享年７１歳。
→ 高野山奥の院 加賀前田家石塔
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