南方熊楠記念館は、和歌山県白浜町にある。
当館は、博物学者 南方熊楠(1867-1941)の没後、遺族から資料の寄贈を受け、故人の偉大な業績と遺徳をしのび、標本類等を一般に公開するとともに、学術振興と文化の進展を目的として、昭和40年4月に開館した。
その後、平成27年から新館建築工事が行われ、平成29年にオープンした。
館内には、「知の巨人」熊楠の写本や草稿、収集していた菌類の標本などが展示されている。
昭和4年(1929)昭和天皇南紀行幸の際に、熊楠が田辺湾神島を案内し、御召艦長門で進講した。
その後、昭和37年に昭和天皇が白浜町を訪れた際、宿所 古賀の井の屋上から田辺湾を遠望して、昭和4年訪問時の回想を、「雨にけふる神島を見て 紀伊の国の生みし南方熊楠を思ふ」と詠んでいる。
記念館入り口前には、昭和天皇御製碑が建てられている。
JR紀勢本線白浜駅下車、タクシーで15分。来館者用の駐車場がある。
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