湊御殿は、和歌山市西浜にある和歌山市指定文化財の建物である。
湊御殿は、現在の和歌山市湊御殿1丁目にあった紀州藩主の別邸で、2代藩主徳川光貞が1698年に造営したものである。
その後何度か焼失したが、11代藩主徳川斉順が1834年に新御殿を完成させた。
現在の建物は、その時の1棟で、2006年に現在地である養翠園隣地に移築され公開されている。
木造平屋建ての書院造の建物で、座敷の杉戸には、紀州藩御用絵師の狩野派による彩色画が描かれている。
JR阪和線和歌山駅又は南海本線和歌山市駅から和歌山バス「雑賀崎」方面行で「養翠園前」下車、徒歩10分。
来場者用の無料駐車場も有る。(Y.N)