岡潔博士顕彰碑は、和歌山県橋本市の紀見峠にある。
岡潔(1901-78)は、数学者で和歌山県紀見村で幼少期を含め、3度居住した。
大正14年(1925)京都帝国大学卒業後、広島文理科大学創設にあたり、その一員として昭和4年(1929)から3年間フランスに留学した。
多変数複素関数論の研究を進め、昭和24年(1949)奈良女子大学教授に就任、1960年には文化勲章を授与され橋本市名誉市民となっている。
当地の顕彰碑は、平成30年(2018)に没後40年を偲んで、和歌山県橋本市の橋本ロータリークラブが建立したものである。
高さ約2mの顕彰碑には、岡潔博士の「人を先にして自分を後にせよ」との文言が刻まれている。
隣の石碑には、岡潔博士のフランス語の論文と似顔絵が描かれている。
南海高野線紀見峠駅から徒歩40分。