大名持神社

大名持神社は、奈良県吉野町大字河原屋にある。
旧伊勢街道と旧東熊野街道の分岐点にある妹山に鎮座している。→ 妹背山(妹山 背山)
祭神は大名持(おおなもち)命、須勢理比咩(すせりびめ)命、少彦名命である。
もと竜門郷21ケ村の式内郷社である。
俗に「おなんじの宮」「おんなじの宮」「おなじの宮」となまり、大汝宮とも呼ばれる。
また中世の「大神分神類社鈔並附尾」には、妹背神社と呼ぶと記されている。
延喜式神名帳に大和国吉野郡十座の一つとして名神大社に列せられている。

神社下の吉野川潮生淵に毎年6月30日に海水が湧き出るとの伝えがあり、国中地方から当社に参詣し、この淵で禊をする大汝詣りが続いている。
神社の境内妹山樹叢は、天然記念物に指定されており、鳥居横には「妹山原始林保存記念碑」と「天皇陛下妹山樹叢行幸記念」(昭和56年)がある。
境内西には、伊勢湾台風痕跡水位の碑が建てられている。



TOP PAGE  観光カレンダー
TOP PAGE  观光最佳时期(旅游日历)