廬山寺 史蹟 御土居

廬山寺 史蹟 御土居は、京都市上京区にある。
廬山寺境内東側にある墓地東端に、史蹟御土居の石碑がある。
江戸時代中期、1712年に寺の所有になったもので、寺町に唯一残る御土居遺構(幅9m、高さ3m、長さ55m)である。

御土居(おどい)は、豊臣秀吉が京都の都市改造計画として天正19年(1591)に京の周囲に造営した土塁で、東は鴨川西岸、西は紙屋川、北は鷹ケ峯、南は九条(東寺)を囲み、全長約22.5kmに及んだ。
平安京以来、京域を囲む塁として唯一のもので、京の洛中と洛外を区切り、治安維持、防水、防衛の役割を果たした。
現代では、北野天満宮、鷹ケ峯、大宮、上堀川、廬山寺境内などしか残っておらず、9カ所が国の史跡に指定されている。
御土居には、京の七口(ななくち)と呼ばれる出入口が設けられた。
<史跡御土居>
1.紫竹(しちく):北区紫竹上長目町・上堀川町
2.廬山寺:上京区寺町広小路上ル北之辺町
3.西ノ京:中京区西ノ京中合町
4.北野:上京区北野馬喰町
5.平野:北区平野鳥居前町
6。紫野:北区紫野西土居町
7.鷹ケ峯:北区鷹峯旧土居町3
8.鷹ケ峯:北区鷹峯旧土居町29
9.大宮:北区大宮土居町
<京の七口>
長坂口、鞍馬口、大原口、粟田口、伏見口、鳥羽口、丹波口




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