泉州岸和田岡部家供養塔

泉州岸和田岡部家供養塔は、和歌山県高野山奥の院２０町石北西にある。
史跡金剛峯寺境内（奥院地区）大名墓総合調査報告書によると、大型五輪塔１基と中・小型五輪塔１０基ほか多数の石塔がある。
大型五輪塔は、和泉岸和田藩初代藩主　岡部宣勝（1597-1668）（泉光院殿）の供養塔である。
岡部宣勝は江戸時代前期の大名である。慶長２年（１５９７）岡部長盛の長男として生まれた。
大坂冬の陣、夏の陣に父とともに出陣した。寛永９年（１６３２）美濃大垣藩主岡部家第２代となる。
播磨竜野藩、摂津高槻藩を経て、寛永１７年（１６４０）和泉岸和田藩岡部家６万石の初代藩主となった。
寛文８年（１６６８）１０月１９日７２歳で死去した。
高野山奥の院中の橋東には、岡部長盛ほかの供養塔がある。→　泉州岸和田岡部家供養塔