泉州岸和田岡部家供養塔は、和歌山県高野山奥の院中の橋東側で参道沿い南にある。
岡部家は、戦国時代に今川家や武田家、徳川家に仕えた一族で、岡部長盛は丹波亀山藩、福知山藩を経て、大垣城主となった。
寛永17年(1640)長盛の長男岡部宣勝が泉州岸和田城主となり、以降明治維新まで岸和田に在封した。
中の橋東側の参道から一段下がった墓所には、下記の中型五輪塔3基と小型五輪塔2基がある。
位置 | 供養者名 | 法名等 | 備考 |
中央 | 初代大垣藩主 岡部長盛(1568-1632) | 前検非違使雄心寺殿 | |
奥の院側 | 二代岡部宣勝の母 岡部長盛継室 | 洞仙院殿 | 徳川家康養女 松平康元の娘 |
中の橋側 | 岸和田藩2代目藩主 岡部行隆(1617-1688) | 最乗院殿仁叟常慶 |
高野山奥の院20町石北西には、岸和田藩初代藩主 岡部宣勝(1597-1668)ほかの供養塔がある。→ 泉州岸和田岡部家供養塔
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