鷹羽狩行句碑は、和歌山県高野山釈迦文院にある。
石碑には、次のように刻されている。
人界へ流れて高野山の星 狩行
俳句歳時記には、「流れ星」、「流星」、「星流る」が秋の季語として載せられている。
流れ星は、星ではなく、宇宙に漂う粒子が、地球の大気内に飛び込んで空気との摩擦によって灼熱発光する現象である。
四季を通じで見られる天体の自然現象であるが、特に八月ごろが最も多いとされる。
鷹羽狩行(たかはしゅぎょう)(1930-2024)は、昭和時代後期から平成時代の俳人である。本名は高橋行雄。
山形県出身で、山口誓子に師事した。
「天狼」「氷海」同人を経て、昭和53年(1978)に「狩」を創刊し、主宰した。
平成14年(2002)俳人協会会長となり、平成27年に長年にわたる俳人としての業績で芸術院賞を受賞した。
南海高野線高野山駅からバスで霊宝館前下車、徒歩5分。