天王神社(矢倉脇)は、和歌山県橋本市矢倉脇にある。
祭神は、素戔嗚命(すさのおのみこと)で、境内社として若宮八幡神社、荒神社、恵比寿神社がある。
当神社は、文禄元年(1592)から昭和52年までに七回修遷した。
昔は北山の傍山(双場山)渓畔にあったが、元禄9年(1696)10月15日水害に遭い社殿が流失して、辻村に留まった。元禄13年(1700)8月15日をもって、当社を新築し再び元を勧講した。
そのため、毎年8月27日に辻の天王神社に新嘗を献じ同28日に氏子銘々が当社に列座してそのお供えを拝受する慣例であるが、現在は中絶している。→ 天王神社(御幸辻)
社務所は平成9年(1997)10月に新築された。
平成28年10月1日に上遷宮式典が挙行された。
南海高野線紀見峠駅下車、徒歩5分。