小笠原秀政夫人 登久姫供養塔

小笠原秀政夫人 登久姫供養塔は、和歌山県高野山奥の院22町石東にある。
数取り地蔵(授籌地蔵)横の参道を、肥前鍋島家供養塔に向け約20m登った東側にある。
下記写真のように、登久姫供養塔(A)の奥には、姪の亀姫供養塔(豊前小倉小笠原家供養塔)(B)がある。
登久姫(1576-1607)は、徳川家康の孫にあたり、父は家康の嫡男 松平信康、母は織田信長の娘の五徳で、妹は熊姫、熊姫の娘が亀姫である。
登久姫供養塔の地輪には、次のように刻されている。(木下浩良氏「戦国武将と高野山奥の院」)

慶長十四年己酉
峯高寺殿高月峯誉院大禅定尼
(梵字)爲
信刕小笠原兵部大輔殿御簾中
十月十八日

登久姫は、天正4年(1576)岡崎城で生まれたが、4歳の時に父の信康が切腹し、翌年母 五徳が美濃に帰ったため、登久姫と妹の熊姫は、祖父徳川家康に養育された。
天正17年(1589)豊臣秀吉の仲介で小笠原秀政と結婚し、六男二女を設けた。



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