由岐神社

由岐神社は、京都市左京区鞍馬本町にある。
鞍馬寺の仁王門をくぐり、山道を約100m登ると由岐神社の鳥居に至る。
由岐神社は、鞍馬本町の産土神で、鞍馬寺の鎮守社である。
祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)である。
天慶3年(940)天変地異が続く都を鎮めるため、御所内に祀られていた祭神を当地に勧請したのが当社のはじめとされ、
天皇の病気や騒擾のとき、社前に靭(靫)(ゆぎ)(矢を入れる器具)を奉納して平安を祈ったため靭社(靭明神)の名がつき、後に現在の社名となったと伝えられている。
徒然草203段にも「鞍馬にゆぎの明神といふも、靭かけられたりける神なり」と記されている。
現在では由岐神社に合祀されている八所(はっしょ)明神は、江戸時代までは鞍馬山の山上に独立した屋舎を構えた鞍馬寺の鎮守社であったが、文化11年(1814)の鞍馬寺の火災で焼失し、由岐神社に合祀された。

重要文化財の拝殿は、慶長12年(1607)豊臣秀頼によって再建されたもので、中央に通路(石階段)をとって二室に分けた割拝殿(わりはいでん)という珍しい桃山建築で、
前方は鞍馬山の斜面に沿って建てられた舞台造(懸造(かけづくり))となっている。
叡山電鉄鞍馬駅下車、徒歩10分。


鞍馬の火祭

一般に鞍馬の火祭として知られるのは、由岐神社、八所明神両社の例祭で、広隆寺の牛祭、今宮神社のやすらい祭とともに京都三大奇祭の一つである。
鞍馬寺門前村民のうち名衆(みょうしゅう)仲間によって明治までは9月9日の夜、現在は10月22日の夜に行われる。
かつては神楽松火といわれ「祭礼祭礼(さいれいさいりょう)」と叫びながらかがり火をたいて練り、八所明神と由岐神社の神輿が御旅所へ渡御する祭礼で、
伝承によると、天慶3年(940)9月9日の夜、御所内に祀られていた由岐明神を葦のかがり火をたいて遷座した故事にならったものという。



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