国立文楽劇場

国立文楽劇場は、大阪市中央区にある劇場である。
建物は、黒川紀章の設計で、4番目の国立劇場として1984年に開館した。
1階ロビーは出入りが自由にできるフリースペースとなっており、レストラン、展示室などがある。
人形浄瑠璃の成り立ちは、江戸時代の初期にさかのぼり、古くは操り浄瑠璃と呼ばれた。
竹本義太夫が、1684年に竹本座を開設し、彼の義太夫節と近松門左衛門の曾根崎心中が大当たりした。
幕末には、植村文楽軒が大坂で始めた一座が大人気を博して、中心的な存在となった。
そのため、彼の名の「文楽」が、人形浄瑠璃の代名詞となった。
文楽公演では、三味線の音にのせて独特の義太夫節が語られ、人形のきめ細かな表現がゆったりと鑑賞できる。
2004年に、文楽は世界無形文化遺産に登録された。
大阪メトロ、近鉄奈良線の各日本橋駅下車、徒歩5分。



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