日吉神社

日吉神社(ひよしじんじゃ/ひえじんじゃ)は、和歌山県紀の川市東国分にある神社である。
祭神は、国常立命(くにとこたちのみこと)、大山咋命(おおやまくいのみこと)ほか11柱である。
紀伊国分寺本堂の北東約200mの杜叢の中にある。
古くは山王権現と称され、滋賀県大津市坂本の日吉大社の勧請を受けた神社といわれている。
日吉大社は、平安京の表鬼門(北東)にあたることから、都の魔除け、災難除けを祈る社として、境内には魔除けの象徴として、神猿(まさる)と呼ばれる猿が祀られ、「魔が去る、何よりも勝る」に因んで大切されている。
当社も、紀伊国分寺本堂の表鬼門(北東)にあたることから、魔除け、方除け、災難除け、厄除けの神社として崇敬されてきた。
本殿中央には、魔除けの神猿(まさる)と呼ばれる神の使い「魔が去る、何よりも勝る」の彫刻が施されている。
本殿は、三間社流造、屋根は元檜皮葺であったが、現在は銅板で葺かれている。
正面中央に千鳥破風を設け、さらに軒に唐破風を取り付けるなど豪奢な造りとなっている。
建立年代を直接示す資料はないが、江戸初期17世紀中頃であると推定されている。
JR和歌山線下井阪駅下車徒歩20分。当社西隣に紀伊国分寺跡歴史公園の駐車場がある。



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