勧学院

勧学院は、和歌山県高野山にある。
本尊は、金剛界大日如来である。
弘安4年(1278)に、源頼朝の勧学の志を受け継いだ北条時宗(1251-1284)が、高野山内衆徒の学道修練の道場として、金剛三昧院境内に建立した。
紀伊国名所図会には、安達泰盛(1231-1285)に造営させたと記されている。
高野山名所図会によると、鎌倉學園寺住僧 道戒上人の勧発に依って、文保2年(1318)後宇多法皇の院宣を賜って、現在の地に移された。
修理料として、肥後国岳牟田荘を賜り、勅願所としたという。
現在でも、高野山内に席をおく僧の学道修行の勧学会が行われる。
南海高野線高野山駅からバスで霊宝館前下車すぐ。霊宝館前に駐車場がある。




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