大野林火句碑

大野林火句碑は、和歌山県高野山南院(浪切不動)の境内にある。
石碑には、次のとおり刻されている。
(前面) この山の真如の月とひきがへる 林火
(後面) 大野林火先生古稀記念 1974.9.29 門下生
石碑前には、濱俳句会一同と記した石燈籠がある。

大野林火(1904-1982)(本名 大野正(まさし))は、横浜出身の俳人である。
大正10年(1921)に臼田亜浪(うすだあろう)の「石楠(しゃくなげ)」に参加した。
昭和21年(1946)には、「濱」を創刊し、主宰し、俳人協会会長も務めた。
「濱」同人で南院住職の内海有昭とその夫人が中心となり、年一度の句会が開かれた。
上記の句は、裏山を散策中に詠んだものという。
昭和49年(1974)に句碑が建立された後、昭和58年(1983)に林火の分骨が碑の下に納められた。
南海高野線高野山駅からバスで波切不動前下車、徒歩すぐ。→ 高野山内の句碑


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