良寛詩歌碑「高野紀行」は、和歌山県高野山奥の院33町石南にある。
良寛さまのゆかりの中で、碑面と読み下しが記されている。
碑面
高野道中買衣(不)直銭
一瓶一鉢不辞遠
裙子褊衫破如春
又知蔞中無一物
総為風光謝此身
さみつ坂といふところに里の童の青竹の杖を切りて売りゐたりければ
こがねもて いざ杖かはん さみつさか
読み下し
高野道中衣をかはんとして銭に直らず
一瓶一鉢と遠きを辞せず
裙子褊衫は破ぶれて春の如し
又た知る蔞中の一物なきを
総べて風光のために此の身を誤る
<注>2句目の「春」は「舂」の誤りとする説がある。
手前の脇碑には次のように刻されている。
良寛高野紀行の碑
平成十年秋
全国良寛会
高野山遍照光院
須磨寺正覚院
制作 速水志朗
碑稿 加藤僖一
(原本 糸魚川市歴史民俗資料館蔵) → 高野山内の詩碑
「さみつ坂(作水坂)」は、高野参詣道京大坂道の一部で高野町西郷の作水にある。→ 高野街道六地蔵 第五
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