高浜虚子、伊藤柏翆、森田愛子句碑は、福井県坂井市三国町の瀧谷寺(たきだんじ)境内にある。
石碑には、次の句が刻されている。
落葉踏み又斯(かか)る日のありやなし 伊藤柏翆
迎へ傘三国時雨に逢ひにけり 高浜虚子
啄木鳥(きつつき)や山門までの杉襖(すぎぶすま) 森田愛子
森田愛子(1917-1947)は、福井県坂井市三国町出身の俳人である。
高浜虚子の「虹」のヒロインとして登場する。
昭和14年(1939)鎌倉での療養時代に、高浜虚子門下の伊藤柏翆と出会い、俳句を始めた。
句集として、虹、愛子全句集、森田愛子全句集、森田愛子遺句集、森田愛子選句集がある。
森田愛子の墓所は、寿福寺(鎌倉)、月窓寺(三国)、性海寺(三国、森田家の菩提寺)にあり、
東尋坊荒磯遊歩道(虚子、愛子、柏翆句碑)、当地の瀧谷寺、性海寺、高野山奥の院(扇面句碑)に句碑が建立されている。
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