壺阪寺

壷阪寺として親しまれている壷坂山南法華寺は、奈良県高市郡高取町にある真言宗の寺院である。
703年に元興寺の弁基上人がこの山で修行していたところ、愛用の水晶の壺を坂の上の庵に納め、感得した像を刻んで祀ったのが始まりという。
本堂八角円堂のご本尊は、十一面千手観世音菩薩で、殊に眼病に霊験あらたかな観音様として知られる。
明治時代には、失明回復祈願にまつわるお里澤市の夫婦愛を描いた浄瑠璃「壺坂霊験記」が評判となり、寺への信仰も広がった。→ お里沢一の墓
寺城の山の斜面には高さ20メートルの大観音石像があり、その下には大涅槃石像も安置されている。
また平成19年(2007年)には、インドから大釈迦如来石像「壺坂大仏」が招来された。
近鉄吉野線の壺阪山駅からバスで約15分。参拝者用の駐車場がある。


TOP PAGE  観光カレンダー