遠江横須賀藩 西尾家供養塔は、和歌山県高野山奥の院34町石南西にある。
織田信長墓所の北西側で一段上に登ったところに安房花房 西尾家供養塔があり、参道の階段を挟んだ北側に遠江横須賀藩 西尾家供養塔がある。
五輪塔2基が並んでおり、向かって右側(東側)は西尾忠尚供養塔、左側は西尾忠篤供養塔である。
西尾忠尚供養塔の地輪各面には、次のように刻されている。
高風院殿 遣補闕前隠
州大守徳巖 道樹大居士
御施主遠刕横須賀城主
西尾隠岐守源忠善公
奉行 谷源兵衛精一 津田保兵衛次寧
宿坊 正覺院
御命日 寶暦十庚辰三月十日
西尾忠尚(1689-1760)は、遠江横須賀藩の第2代藩主で老中も務めた。
当地の五輪塔は、第5代藩主西尾忠善(1768-1831)が建立している。
西尾忠篤供養塔の地輪には、次のように刻されている。
明治四十三年 十一月五日
潤徳院殿深信觀蓮自浄大居士
西尾忠篤(1850-1910)は、遠江横須賀藩第8代藩主で、のちに安房花房藩主となった。
明治2年の版籍奉還で花房藩知事となり、明治17年に子爵となっている。
TOP PAGE 観光カレンダー
TOP PAGE 观光最佳时期