稲葉重通供養塔

稲葉重通供養塔は、和歌山県高野山奥の院中の橋南東にある。
中の橋西側の側道を南側に下り、約20m進んだ右手にあり、磐城三春藩秋田家供養塔の下の段に位置する。
供養塔地輪には、次のように刻されている。
為祖父前稲葉兵庫頭□
御施主丹州福智山城主稲□
     慈泉院殿
(梵字) 前兵庫□
     呂翁俊尚
     大居士
寛永□
御命日慶長三暦□十月三日

寛政重修諸家譜によると、稲葉重通(兵庫頭)は、織田信長に仕え、父 稲葉良通(一鉄)の死後、美濃国清水の城主となり、1万2千石を領して豊臣秀吉に近侍した。
慶長3年10月3日に亡くなり、呂翁俊尚慈泉院と號した。
当地の五輪塔は、孫の稲葉紀通(淡路守)が建立したものである。
西隣には、大和高取藩主 本多俊政供養塔がある。



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