西門院は、和歌山県高野山小田原谷にある真言宗の別格本山である。
本尊は、恵心僧都源信作と伝わる阿弥陀如来である。
延久年間(1069-1073)に、高野山念仏聖集団の祖師といわれる教懐上人(小田原上人)によって創建された。
もとは釈迦院と呼ばれていたが、後鳥羽天皇の皇子道守法印が当院にいた関係で、
後堀川天皇の中宮 藻壁門院(西中御門院)の崇信を受けて、西門院と名を改めた。
安土桃山時代の天正年間(1573-92)には、当院の勢雅法印が木食応其上人と共に、
京都の大仏殿(方広寺)、石山寺の観音堂造営に功績を残している。
房総の里見家をはじめ、上総国、下総国、安房国の諸大名との関係が深く、千葉県に多くの檀信徒を有している。
南海電鉄高野線高野山駅からバスで小田原通下車。
みろく石本舗 かさ國は、高野山にある和菓子店である。
「みろく石」は、奥の院御廟手前にあるみろく石に因んだかさ國を代表する銘菓である。
中には、じっくりと炊き上げた粒餡が入っている。
また、高野山名物の「やきもち」も販売している。
店舗は、小田原通と奥の院中の橋にある。
TEL 0736-56-2327